このページでは冬虫夏草の糖尿病への効果と、冬虫夏草で糖尿病が改善した人の口コミを紹介しています。
冬虫夏草が糖尿病に効果があることは、これまでも報告されていました。冬虫夏草を1~2ヶ月服用した糖尿病患者さんの、およそ87%に血糖値の改善がみられるという報告があります。
さらに、1997年の日本糖尿病学会で、「冬虫夏草に糖尿病予防効果がある」という論文が発表されました。ラットの動物実験ですが、糖尿病ラットには明らかな血糖値降下がみとめらたものの、健康なラットには服用させても血糖値になにも作用しなかっということです。
通常の抗糖尿病薬は、服用すれば正常な血糖値であっても下げてしまいますが、冬虫夏草は血糖値が高い場合だけ血糖値を下げ、血糖値が正常値の時には作用しないということです。
つまり、冬虫夏草は糖尿病患者さんだけでなく、健康な人の糖尿病予防にも有効だということが判明したのです。
冬虫夏草の面白い効能に、たとえば「血圧が高ければ低くし、低ければ高くする」「血流を良くするが出血したときには血液を固めるほうに作用する」というものがあります。 血糖値に関しても、通常よりも高い時に限って作用するわけです。
冬虫夏草の不思議な効能は、これからもますます解明されていくことが期待されています。
※個人の感想です。全ての方に同じ結果が出るとは限りません。
インターネット上にたくさん見られる、冬虫夏草摂取による糖尿病改善の口コミを紹介します。
冬虫夏草を安心して飲み続けるためにも気をつけたいのが、製品の「安全性」です。輸入ものの冬虫夏草のなかには偽物や粗悪品が混入しているケースもあるため、そういった意味で安心して摂取できる製品を選ぶなら厳密な管理体制で栽培され、何かあれば製造元に問い合わせしやすい国内製造の冬虫夏草をおすすめします。
一部の冬虫夏草に含まれているコルジセピンの研究論文が、2015年にアメリカから発行されました。内容としては、コルジセピンの高血糖症に対する防止効果の研究で、興味深い内容ですので、下記に一部を抜粋します。
Cordyceps militaris由来のコルジセピンは,アロキサン誘発糖尿病マウスにおいて高血糖症を防止する
有効用量のコルジセピンを投与した後,血糖値の47%の低下,肝グリコーゲン量の214%の増加,および経口的ブドウ糖負荷試験の有意な改善が認められた。糖尿病の典型的症状である多食症および多渇症は,部分的に緩和された。さらに,コルジセピンは糖尿病関連の腎臓および脾臓損傷に対する保護作用を示した。最大耐量試験は,3600mg/kgの高用量でのコルジセピンが,14日間の腹腔内投与後に,正常マウスの体重および主要臓器に有意な影響を及ぼさないことを示唆した。結果から,血糖降下活性を引き出したC.militaris由来のコルジセピンは,アロキサン誘発糖尿病マウスの肝臓における糖代謝の調節に寄与することが示された。したがって,糖尿病の間のコルジセピン治療は,in vivoでのグルコース吸収の調節によってメタボリックシンドロームのいくつかの症状を改善する可能性がある。コルジセピンは,糖尿病およびその関連合併症の治療における治療薬として機能する可能性がある。
出典:J-GLOBAL「Cordyceps militaris由来のコルジセピンは,アロキサン誘発糖尿病マウスにおいて高血糖症を防止する」
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201502229909344766
マウス実験の内容のため、人への効果ははっきりと出されていませんが、これまでの医薬品や治療がマウス実験を通ってきたように、コルジセピンによる血糖症に対する効果には期待されています。
冬虫夏草サプリメントを選ぶ際には、コルジセピン含有かどうかも考慮すると良いでしょう。
冬虫夏草に興味が湧いてきた方のなかには、実際に摂取してみたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
冬虫夏草の摂取は、漢方のように煎じて摂取する・サプリメントとして摂取するなど、さまざまな方法で試しやすくなってきました。
ただ、国内に流通している冬虫夏草にはさまざまな種類があり、海外で製造されているものもあります。海外製造品の中には、まれに偽物や粗悪品が横行していることも…。
冬虫夏草を選ぶときは、厳しい管理体制で栽培された冬虫夏草を使っているか、もしものときに製造元に問い合わせしやすい国内製造のものから調べることをおすすめします。