ここでは冬虫夏草を選ぶ際の、3つのポイントを紹介しています。
【製造元】
冬虫夏草は高価に取引されることから中国では乱獲が進み、産出量が著しく減少したことでさらに価格の高騰を生み出しています。2010年現在の取引価格は1グラム7,400円と貴金属よりも高価になってしまったため、一般の人では入手することができないのが現状です。ここでは入手が困難な冬虫夏草に代わって効果が不明な同じ虫草類が冬虫夏草として売り出されている状況と、悪質な偽物の横行、人体に害を及ぼす危険性が高い重金属が含まれた冬虫夏草の存在などについて説明しています。
【製造方法】
中国では希少な天然の冬虫夏草に代わって、培養による冬虫夏草の採取の研究が盛んに行われています。昆虫を使った培養や穀物の培地を使った培養、化学物質による液体培地発酵法など、代表的な冬虫夏草の培養法についての説明を掲載しています。それぞれの培養法の特徴や問題点、特に液体培地によって菌糸のみを培養した冬虫夏草商品の実体についても紹介しています。
【成分量】
冬虫夏草が配合された製品の中には、冬虫夏草の配合量が10%にも満たない商品があります。また冬虫夏草が多く含まれているとされる製品でも、問題が見付かっている中国産の菌糸体を使用した商品もあります。冬虫夏草は天然では入手できるようなものでなく、培養によるものでも品質の良いものは高額なことから、廉価で販売されている冬虫夏草には注意が必要です。
冬虫夏草に興味が湧いてきた方のなかには、実際に摂取してみたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
冬虫夏草の摂取は、漢方のように煎じて摂取する・サプリメントとして摂取するなど、さまざまな方法で試しやすくなってきました。
ただ、国内に流通している冬虫夏草にはさまざまな種類があり、海外で製造されているものもあります。海外製造品の中には、まれに偽物や粗悪品が横行していることも…。
冬虫夏草を選ぶときは、厳しい管理体制で栽培された冬虫夏草を使っているか、もしものときに製造元に問い合わせしやすい国内製造のものから調べることをおすすめします。